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長年酒を飲み続けていると脳が縮む
■アルコールを長年飲み続けていると脳が縮んでアルコール痴呆になってしまう危険があるので要注意。
●アルコール痴呆患者の脳
「オレは30年以上、毎日欠かさず酒を飲んでいる。酒がないと生きていけないね」なんていう人がいる。
確かにその人にとっては酒は友であり、ストレス発散の特効薬ともいえるでしょう。
しかし、その友が人生の終わり頃に裏切るというケースがある。
長期間大量にアルコールを飲み続けると、よく知られている肝臓病の危険に加えて、
アルコール痴呆になってしまう危険性も高まるのです。
脳血管障害や老化による痴呆が考えられず、アルコール摂取による痴呆と診断された患者の脳を見ると萎縮が見られ、
判断力や記憶力などの知的能力が低下し、感情も不安定になったりする。
脳波も遅い波を示し、大脳の働きが低下していることがわかる。
●アルコールは脳に必要な脂質を溶かす
アルコールがこのような痴呆をもたらすメカニズムはまだはっきりしていないが、
理由のーつとして考えられているのが脂肪との関連です。
脳の主役である神経細胞の膜の成分には脂質がある。
だから適度な脂質がないときちんと働けないのです。
一方、アルコールには脂質を溶かす働きがある。
で、アルコールをとり過ぎるとどうなるか。
だれでも想像がつくでしょう。
神経細胞が十分に働けなくなるのです。
樹状突起の数も減り、脳は萎縮していってしまう。
ちなみに、宴会シーズンに頻発する急性アルコール中毒は、
呼吸や心拍をコントロールする神経細胞がアルコールによって溶かされて起きると考えられています。
●酒をやめれば改善されるのか
では、どれくらい飲み続けるとアルコール痴呆になってしまうのだろうか。
人によって、あるいは栄養状態によって異なるが、20~30年くらい毎日飲み続けるとリスクが高くなるといわれる。
量としては日本酒で一日五合以上だそうですよ。
ただ、アルコール痴呆の場合、酒をやめると数ヶ月~2年で脳の萎縮が少し戻り、
痴呆の程度も改善されるというケースもあるようです。
かなり飲み続けているという自覚がある人は、アルコールの量を減らすかやめるかするしかないでしょうね。
酒をやめるか、人間をやめるか・・・
